自然食のすすめ(茨城県・大田学さん)

今日の日本食品には、ほとんどの食品に添加物が入っているようだ。このことは一見して正当な理由が存在し、誰でも抵抗なく買い求めて満足している。売り手(販売者)は、より多く品質を保とうとして添加物を加えることでより利益の拡大に余念がない。

しかし、はたして健康に良いだろうか。病気の源にならないだろうか。良く考える必要はないだろうか。人間が忘れてはならないことは、「食は生きる、健康体を作る根本」だと言うことである。食物が世界から大量に輸入されてほとんど無条件に販売されているから、一層慎重に身体に良い食品を選ぶべきだ。

私は少年期に、好きな飲み物と加工食品を食べ続け、その結果、若くして糖尿病になり何年か体調を崩した。それでも暴飲暴食はやめられず、四十代の終りに入院した。幸いにも命は失わなかった。この時から食物と飲物は特に注意し、食品売場で店員に注視されながら、(不審者)又は盗むのでは、と疑われるのも構わずラベルの裏側を読んで無添加食品を買うのである。

無添加食品は、ほぼ自然食品と一致するので、自宅の庭で少しずつその時期ごとに栽培して無農薬の食物を育てている。このことで添加物食品を食べることなく、以前より数倍も健康になったのだ。また、自分が育て露地物を見て、満腹になるから暴食もしなくなり良いことだらけだ。心も体も健康になることは、人間の理想であろう。

私は声を大にして叫びたい。

「健康で長生きするには、無添加食品、自然食品をすすめる」と。

私は毎日の食品を数年前までは妻に任せていたが、一品でも添加物入りの飲み物を買うことない様に、少しでも人工的に点火した物が混じっていない食物を求めて購入したかを見定めることにしている。確かに無添加の食品は美味しくないことが少なくない。だが人間が生物として健康体を維持し、病気に無縁になる方が幸せではないだろうか。

私は、無添加食品(自然食品と言っても良いだろう)を食べることで、健康になって生きるよろこびを実感して欲しいのである。