気象病の症状と対策(天気痛は、内耳の気圧センサーが正常に働いている証拠)

5月28日、今日は全国的に荒天です。天気のいい日は、「気象病の症状はどんなだっけ?」と忘れがちになるので、今まさに気象病の真っ最中にブログを書くことにしました。今日の症状は、「頭が締めつけられるような感覚で、椅子に座っているのもしんどい状態」です。今すぐ横になりたいのですが、ブログを書いてからにします。

昔は今ほど気象病が一般的に認知されていなかったので、人に話しても、あまり伝わりませんでした。「自分だけがおかしいのでは?」と思っていましたが、SNSで「低気圧」と検索してみると、出るわ出るわ、「同志」たちの投稿が。誰かしらが「低気圧しんどい……」などと分刻みで投稿しています。世の中にはこんなにも低気圧で悩んでいる人が多いのかと驚かされます。

気象病(天気痛)の症状

気象病の症状は人によってさまざまですが、私の症状は、主に次の通りです。

  • 頭が締めつけられる感覚
    おそらく脳の血管が気圧の低下とともに拡張し、圧迫感があるのでしょう。
  • 軽い頭痛
    頭を指でポチポチと押されているような、狭い範囲の軽い痛み。
  • ぼーっとする、無気力になる
    とにかく何もしたくありません。
  • ネガティブになる
    普段はポジティブなのに、低気圧になると別人のようにネガティブになります。
  • イライラする
    普段は気にならないことでもイライラします。情緒不安定になるのでしょう。
  • めまいがする
    滅多にないですが、年に数回、気圧の変化が激しい日にめまいを起こします。

こんな感じです。今もぼーっとしながらブログを書いています。一段落書き終えるごとに、目を閉じて、数秒間フリーズしますが、なんとか書き続けられそうです。

ちなみに、気象病の症状は人それぞれで、上記以外にも、吐き気、耳鳴り、喘息の悪化、肩や腰の痛み、関節痛、更年期障害の悪化など多岐にわたります。

気象病と長年付き合っている私は、最低限ですが、気象病の対策方法を見出しました。個人差があるので誰にでも効果があるわけではありませんが、誰かの役に立つかもしれないので、記しておきます。

気象病対策

  • コーヒーを控えめにする
    私はコーヒーをほぼ毎日飲みますが、低気圧の日にコーヒーを飲み過ぎると、貧血っぽくなってしまうので、適量を心がけています。
  • 気圧の変化を事前に把握する
    天気予報アプリ(「ウェザーニュース」や「頭痛ーる」)などで気圧の変化をチェックし、症状が出やすいタイミングを予測しておくと良いでしょう。個人的には、ウェザーニュースの天気痛情報(気圧の変化グラフ)の精度が高く、自分の感覚とほぼ合致しています。
  • 適度な運動をする
    ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で体を動かし、血行を良くすることが大切です。
  • ゆったりと入浴する
    ぬるめのお湯に浸かってリラックスすることで、自律神経を整えることができます。
  • 仮眠をとる
    どうにもならないときは、仮眠をとります。気象病は、少しでも眠るとかなり改善します。

以上です。身の回りに気象病で困っている人がいたら、優しく接してあげてくださいね。気象病は認知度が上がってきているので、周りの理解も得やすくなってきているのではないでしょうか。

低気圧の影響で体調を崩している方は、無理をせず、ゆっくり休養を取ることが大切だと思います。天気予報をこまめにチェックして、症状が出やすいタイミングを把握しておくのもおすすめです。みなさんも、ぜひ自分なりの気象病対策を見つけてくださいね。

最後に補足説明を書いてこの記事は終わりとします。

気象病(天気痛)は気圧センサーが正常である証拠

気象病の原因は、気圧や気温、湿度の変化が自律神経に影響を与えるためと考えられています。とくに気圧の変化は、内耳の気圧センサーが敏感に反応することで、自律神経のバランスが乱れ、様々な不調を引き起こします。気象病になりやすいのは、自律神経が乱れやすい人です。ストレスが多い人、生活リズムが不規則な人、睡眠不足の人などは要注意。

……と、「一般的には」言われていますが、私はそれだけだとは思いません。

私の意見としては、「気象病になりやすい人は、気圧センサーが正常に働いている」と考えています。気圧の変化が感じ取れると、雨や台風の予測ができますから、気圧センサーは農耕民族である日本人にはとても重要な役割を持っていたはずだからです。

現代の日本人の多くは、体のセンサーや感覚が鈍っています。鈍い人が多いから、少数派の鋭い人は「繊細さん」などと呼ばれ、暗に馬鹿にされがちですが、正常だからしんどいのです。

世の中を良くしたいと思ったら、センサーや感覚が鋭くないと、良くできないと思うのです。私が鈍感だったら、もっと生きるのが楽だったと思いますが、敏感だからこそ、自然の素晴らしさに感動することができ、植物に関わる仕事が続けられている……最近は、そう思うようにしています。