【初めての農業日記 #01】農具を揃え、畑を耕す

3月下旬、私は人生初の畑作りに挑戦することにしました。会社の近くで畑を借りることができ、農業は完全初心者の私ですが、ワクワクしながら準備を始めました。

まず最初の課題は、畑を始めるのに必要な道具が何なのか、まったく分からないことでした。農業の本を参考に、以下の基本的な農具を揃えました。

畑を始めるにあたり、買い揃えたもの一覧

  • 移植ごて(スコップ) →苗を植えるときなどに使用
  • ショベル →土を深く掘り返すときに使用
  • 三角ホー →柄のついたスコップのようなもの、小回りがきくので、何かと便利
  • 鍬(くわ) →畑を耕すといえば、これです
  • レーキ →何それと思ったが、野球場のグラウンドをならすコートブラシに近い
  • 手箕(てみ) →落ち葉などを溜めておく、ちりとりのようなもの
  • ジョウロ →畑が広いので、少し大きめのサイズを買いました

趣味の道具を新調するのはとても楽しく、農作業への意欲が湧いてきますね。

次に、近所の花木センターに足を運び、花とハーブの苗を購入しました。色とりどりの花々や香り高いハーブを見ているだけで、心が弾むようでした。最初、テンションが上がって、買い物かごに苗を入れまくっていたのですが、花やハーブが何百種類と売られているので、これでは買いすぎてしまいます。一旦深呼吸をして、心を落ち着けてから、買い物を再開しました。ミント、タイム、バジル、ホワイトセージ、ラベンダーの他、道ゆく人が花を楽しめるように、花壇用の花をいくつか買いました。

次に、畑の整備に取り掛かります。畑を耕し、苗を植える畝(うね)を作ります。慣れない農作業に四苦八苦しながらも、一生懸命土を起こしていきました。汗だくでへとへとになりながらも、少しずつ形になっていく畑を見て、達成感を感じずにはいられません。

いよいよ、花とハーブの苗を植えていきます。自分の手で一つ一つ丁寧に植えつけていく作業は、とても充実感があります。土に触れること自体が楽しい。微生物と触れ合っている感覚は、現代人から失われつつあるかもしれません。

農業初心者の私にとって、畑作りは試行錯誤の連続になりそうですが、植物を育てる喜びや収穫の楽しみを感じながら、これからも畑と向き合っていきたいと思います。自然の中で土に触れ、作物と対話しながら過ごす時間は、きっと心身ともにリフレッシュできる特別な時間になるはず。賑やかな畑にするぞ!