【初めての農業日記 #07】小さい花を撮影しよう(パクチー/コリアンダーとマジョラム)

Q1:これは何の花でしょう?

まず、次の写真を見てください。見慣れない花だと思いますが、何の花でしょうか?

正解は……コリアンダー(パクチー)の花でした。

コリアンダーの種子は、スパイスカレーの原料としてあまりにも有名。そしてその葉は、「くさいけど癖になる風味」として有名なパクチー。種子も葉も有名なのに、花は有名ではありません。それもそのはず、コリアンダーの花は非常に小さいからなのです。

パクチーを遠目から見ると、こんな感じです。「蜘蛛の巣が張ってる?」と思うくらいで、あまり花が咲いているようには見えません。

でも、近くで見ると、線香花火のような繊細な花なので、機会があればじっくり眺めてみてくださいね。

Q2:これは何の花でしょう?

もうひとつクイズです。まだ蕾から花がピヨピヨと出始めている途中ですが、芽キャベツのようで可愛らしかったので、撮影してみました。

正解は、マジョラムの花でした。もう少し近づいてみましょう……。

はい、何とか撮影できました。

最近のiPhone Pro系のカメラは、マクロ撮影ができるのですが、たしかにピントは合うのですが、雰囲気がイマイチなんです。よって、この写真は一眼レフカメラで撮影したものです。「一眼レフのマクロレンズを使っている?」と思われるかもしれませんが、違うんですね。

花の撮影には、単焦点レンズ

これらの写真は、一眼レフカメラ+単焦点レンズ(50mm)で撮影しています。完全に私の趣味ではあるのですが、単焦点レンズは非常に背景がボケやすく、空間を切り取るのに最適なのです。

単焦点レンズの50mmは接写に向いていません。そもそもピントが合わないから撮影ができないのです。しかし、少し離れて撮影した写真をPhotoshopで切り抜くと、マクロレンズほどではないものの、それなりに接写できているように見えるのです。

マクロレンズを買うほどではないけれども、たまには小さい花などを接写してみたい……そんな人には、単焦点レンズが良いかもしれません。