無添加の食材と調理の共通点(京都府・ブルトンさん)

母方の祖父は糖尿病持ちだった。

つい昨年、健康診断で母親にも糖尿の傾向が出たらしい。

少し肥満気味でもある母は、糖尿病抑制のために痩せ薬を処方された。

昨年、久方ぶりに会った際には、見違えるように痩せていたが、その反面、少し見窄らしく見えた。

当時は口に出さなかったが、

痩せ薬を飲まなくてもよくなった今年の夏

「去年は少し見窄らしかったね。」

と告げた。

「そうよね。」

と母は同意した。

「あんたも私に似てるんだから、気をつけなきゃダメよ。」

私は、母親と味覚や好みが似ている。

どうやら母親の血を濃く受け継いでいるようだ。おそらく私も糖尿病になりやすい体質なのだろう。

祖父の病気の大変さは、私も見てきたので、身体に配慮が必要だと分かっているつもりだった。

でも、まだ自覚が足りていなかったことにその時気付かされた…

無添加のものは、まだ学生である私にとって、高級なものだ。糖尿病のリスクを抑えるために食べ物、調味料、食に関わるもの全てを無添加のものにするのは難しい。

そこで、始めの一歩として、調味料に無添加のものを取り入れることに決めた。理由は、調味料は毎日の味付けに使うから、それだけだ。

そして、そんな調味料にこだわりを持ち始めた中で気づいたことがある。

それは、「何とかの素」さえ使わなければ、添加物は抑えられるということだ。

「何とかの素」は、それだけで味付けが決まって、とても便利な品物である。料理を始めたばかりのころは、とてもお世話になっていた。しかし、美味しくて長持ちさせる商品は、そのためにはどうしても化学調味料が入ってきてしまう。だから、私は料理を調味料から配合して作るということに今1番力を入れている。

色々な調味料を計量して、混ぜてを毎日繰り返すのはとても面倒なことだ。ただ、無添加食材が無添加な分、毎日のように手をかけて虫などの被害から守ってあげる必要があるように、無添加にこだわった料理というものは、毎日のように手をかけてあげる必要があるものなのかもしれない。