薬のない生活(佐賀県・月見風さん)

 最近薬を飲まなくなりました。以前は、ビタミン剤等を毎日飲んでいました。外食が多く、どうしても栄養が偏るので、それを補う目的でした。でも、次第にそんなことは考えず、惰性で服用するようになっていました。しかし、いくら身体にいいとはいっても、自然ではなく加工したものですから、本当に身体にいいのかなと疑問を感じ、しばらく飲むのを止めようと思ったんです。

 加工食品に含まれる防腐剤などが体に蓄積されているために、昔と比べて遺体が腐りにくくなったということはよく知られています。一日の摂取量はわずかでも、それが何年も蓄積されると人体に影響を及ぼすのは自明の理です。怖いなぁと思います。そう思うのに、食品を購入するときはろくに成分表や添加物など見ないで買ってしまう。神経質になり過ぎるのもいけないのでしょうが、自分の体に入るものはやはりきちんと確認しないといけないなと反省しています。

 その昔、近所の野良猫が足を負傷して、引きずるようにして歩いていたことがあります。時々、残り物をやっていたので、野良ですが母親には懐いていました。かわいそうに思った母は、野良猫の傷ついた足に赤チンを塗ってあげました。野良猫は逃げもせず、塗られる足をじっと見ていました。それから1カ月、野良猫の足の怪我はすっかりよくなりました。人間だったらおそらく手術が必要な程のひどい怪我が、赤チンだけで治ったのです。動物の野生の回復力の凄さに驚きました。それと同時に、劇的に効く薬の威力に、驚きと軽い恐怖を覚えました。

 諸刃の剣という言葉がありますが、薬はまさにそれだと思います。益にもなるが、ときに怖ろしい害にもなりかねない。もうしばらくは、薬を飲まない、頼らない生活を続けてみようと思っています。そして、添加物のことも、本当に身体に悪影響を及ぼすものなのかどうか、詳しく調べてみようと思います。大切なかけがえのない身体に直接入っていくものなので、摂取には慎重を期したいものです。